歯科医院 感情のコントロール。イライラするのは誰のせい?

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全行動

選択理論心理学では、人の行動を4つにわけて考えます。この概念を全行動と呼びます。

行為、思考、感情、生理反応のこと

ブログを書くということの全行動は、行為はタイピングする 思考はどのように書こうかなぁ 感情はわくわく楽しい 生理反応はわくわくしているので、少し動悸が早くなっている

このように、ブログを書くということも、4つの要素にわけることができます。

そして、人は基本的欲求を満たすため最善と思う方向にこの四つを同時に行っています。

人が行動すると?

人が行動すると、「思考」「行為」「感情」「生理反応」が一緒になって動きます。自分が選んだ「思考」や「行為」に伴って「感情」や「生理反応」も変化していきます。

人の行動を車に例えると?

自分でコントロールしやすい「思考」と「行為」を車の車輪に例え、自分でコントロールしにくい、「感情」と「生理反応」を後輪にたとえます。車を運転される方だとわかりやすいと思いますが、車の前輪は自分でコントロールできますが、後輪は前輪についていきます。

このように前輪の行為と思考は直接コントロールできますが、

後輪の感情と生理反応は行為と思考を変えることで間接的にコントロールすることができるんですね。

歯科医院で働く中で、「あのスタッフが私を怒らせた!!」「あの患者さんが、遅刻してくるからイライラする。」

「院長が話を聞いてくれないから、悲しい」とか、相手のせいで自分がイライラさせられていると思っていませんか?

実は、相手のせいではなくて、自分がイライラしたり、怒ったり悲しくなったりを選択しているんですね。

イメージしてみてください。あなたが、お家で誰かと喧嘩していて、すごく怒っていたときに、電話がなりました。

その電話の相手がとてもお世話になっている恩人からだったとしたら、皆さんはどんな行動を取りますか?

おそらく、怒ったままでは、電話には出ないと思います。怒っていたことを気づかれないように明るく電話にでたり、落ち着いて電話にでるのではないでしょうか?

もしも、あなたが何かイライラしていて、気分が悪い時に、宝くじが当たった!!それも1億円!! これを聞いた瞬間って、イライラした気分はどこかへ行ってしまうのではないでしょうか?

このように、あなたの感情は皆さんが選択しているんですね。

とは言え、気分が悪いとき、なかなか感情をコントロールできないときもあると思うんです。

こんな時に、この全行動の概念を活用して欲しいと思います。

イライラしたときは?

イライラというのは、感情にあてはまります。全行動の概念でお話をすると、感情は直接コントロールしにくいものなんですね。

では、どうすれば良いのでしょうか?

そうです。行為や思考を変えることで、感情を間接的に変えていくんですね。

イライラしたときに、お気に入りの音楽をかけて、リラックスしたり、好きなスイーツを食べたり、誰かに話を聞いてもらったり、散歩をしたり、読書をしたり。自分が気分良く過ごせることをすることで、イライラが少し軽減していくんですね。

イラッとした時に、少しタイムアウトをとるなども効果的です。

このように、幸せにつながる「思考」と「行為」を選択することで、イライラしていたこともすっかり忘れているかもしれません。私たち歯科医療従事者が、幸せな気分でないと、患者様に貢献できないのではないかなぁと思います。

イライラしたとき、ぜひこの全行動の概念を思い出してみて欲しいです。あなたの行動は、あなたが選んでいます。選択理論心理学を学んで見たい方はぜひ、お問い合わせくださいね。

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