歯科医院スタッフの行動、なぜ??行動の理解

歯科医院 歯科経営 歯科衛生士

人の行動には全て目的がある

同じ職場で働いているスタッフでも、全く違った行動を取ったり、理解できない行動を取ったり、喜んでくれると思ったことが、そうでもなかったり、なんでそんな事するのだろう?と不思議に感じたり。
そんなことはありませんか?

5つの基本的欲求

選択理論心理学では、人は普遍的に5つの基本的欲求を持っていると教えています。この欲求を満たすために、人は行動しています。選択理論心理学では、この5つの欲求をバランスよく満たすことを”幸せ”と定義しています。

一見、不思議に見える行動でも、その方にとっては欲求を満たす行動なのです。

5つの基本的欲求は、生存、愛所存、力、自由、楽しみ。人によって大きさが違っていて、生涯変わることがないと言われています。欲求が高い方が良いとか、低いのがだめという事ではなく、その方の個性なんです。


無意識に人は、自分の欲求を満たすための行動をしています。人の不可解な行動も、欲求を満たす行動なのです。この欲求が満たされていないと、人は不幸感を感じ、問題行動を起こしやすいので、日々自分の欲求を満たしていくことも大切です。
スタッフの中でも、みんなとわきあいあいと、仲良くしたいと言う方は、愛所存の欲求が高いのです。人と関わることで、自分の欲求を満たしているんですね。
認定医や、認定歯科衛生士をとりたい!と頑張っている方は力の欲求が高いのでしょう。リーダーシップをとって頑張ってくれる、人のために行動できる方も当てはまりますね。
人にあれこれ言われたくない、縛られたくない、自分のアイデアを形にしたいと言う方は、自由が高いのでしょう。
色んなことを学ぶのが好き、新しいことにトライするのが好き、ユーモアのセンスがある方は、楽しみの欲求が高いです。
生存は、寝たり食べたり飲んだり、貯金しておきたいなどの欲求。また、新しい事にチャレンジしにくい、安心安全を求める欲求です。
人によってバランスが違います。個性であり、自分と人は違うんだと言うことがわかります。


相手の欲求を知り、その欲求を満たすことの邪魔をしないで、満たしていく関わりをすることがより良い人間関係構築に繋がります。
相手の欲求を知るためには、普段の発言、行動、特に何に時間とお金を使っているかで、大まかに理解することができます。
愛所存の欲求が高い方には、今まで以上に一緒に時間を過ごすとか、力の欲求の高い方には、役割を担ってもらったり、褒めたり。


このように、相手の欲求を満たす関わりをすると、人間関係が良くなります。
相手が自分の欲求を満たしてくれたら、嬉しいですよね。
スタッフがどんな欲求バランスなのかを知る事は、医院内の人間関係を良好にするための取り組みの1つになるでしょう。選択理論心理学では、より良い人間関係を築くための技術をお伝えしています。

この技術を取り入れ、歯科医院内を満たされた環境にしたい方はぜひ、お問い合わせください。

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