月に1度、就労支援所で選択理論のお話をさせて頂いています。学びの仲間が経営する支援所にて。 Hpはこちらからhttps://3ps-group.com/
本日は、7名の方がご参加下さり選択理論の大切な概念の一つ、”7つの習慣”についてお話をさせて頂きました。
“幸せでいるためには、他の幸せな人々と親しい関係になる必要がある。したがって、幸せな人々が少なければ私たちが幸せになる可能性も低くなる。この世は、幸せな人と親しくなれない、孤独で欲求不満で怒りっぽく、不幸な人々で満ちている。彼らの主たる社会技術は、文句を言うこと、責めること、他人を批判することであって、それは誰とも上手くやっていけない方法である。(グラッサー博士の選択理論p47)
私たちに必要な良い人間関係を築き、維持するために、私たちは強制、無理強いをやめ、さらに罰、報奨、あやつる、いばる、動機づける、批判する、責める、文句を言う、ガミガミ言う、うるさく言う、格付けする、比較する、そして引きこもることをやめる選択をしなくてはならない。
このような、破壊的行動ではなく、むしろ思いやりを示し、傾聴し、支持し、交渉し、励まし、愛し、友達になり、信頼し、受容し、歓迎し、尊敬しなければならない。
このような言葉が外的コントロール心理学と選択理論の違いを示している。(グラッサー博士の選択理論p46)
選択理論では、人間関係を破壊する7つの習慣を使わず、人間関係を築く7つの習慣を奨めています。
今日の講座の中で、参加された利用者様の普段のご自身の言動、行動を振り返って頂きました。
無意識に、自分がしていた行動が相手との距離を遠ざけていたかもしれない。今日から人間関係を築く習慣で周りと関わっていきたい。相手から人間関係破壊する習慣を使われると悲しくなる。など様々な意見が出ました。
また、自己概念が低く自信が持てない。という利用者様を交えて、”リフレーミング”のワークを行いました。
リフレーミングとは(Wikipediaより)
リフレーミング(reframing)とは、ある枠組み(フレーム)で捉えられている物事を枠組みをはずして、違う枠組みで見ることを指す。元々は家族療法の用語。西尾和美『リフレーム 一瞬で変化を起こすカウンセリングの技術』によると、「リフレームの目的は、今までの考えとは違った角度からアプローチしたり、視点を変えたり、焦点をずらしたり、解釈を変えたりと、誰もが潜在的に持っている能力を使って、意図的に自分や相手の生き方を健全なものにし、ポジティブなものにしていくこと」
同じ物事でも、人によって見方や感じ方が異なり、ある角度で見たら長所になり、また短所にもなる。例えば、試験で残り時間が15分あった場合、悲観的に考えた場合は「もう15分しかない」と思えるし、また楽観的に考えた場合は「まだ15分もある」と思える。
利用者様の短所を書きだしてもらい、それをリフレーミングするワーク。
利用者様から、私が短所と思っていたことが長所かもと思えた。参加して良かった。と言って頂けました。
普段から、ネガティブなことをポジティブな見方をする習慣があるといつも、肯定的でいられるかも知れませんね。
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グラッサー博士の選択理論